生命(いのち)というものは私たちにとって、かけがえのない宝物であります。

日ごろの生活のなかで、「生きていてよかった」という、生きることの喜びを感じたことが何度となくあったことでしょう。この生命(いのち)は、親からいただいた生命(いのち)なのです。

親はまたその親からと、さかのぼった数多くの親の生命(いのち)を今、自分の生命(いのち)としていることを忘れてはいけません。何気ない毎日を大切にしようと考えると、日々この生命(いのち)がある事への感謝、御先祖様への感謝、自然と生きとし生けるもの全てへの感謝の気持ちが生まれてくるはずです。現在、生きる目的を見失って日常に追われていませんか?

お題目をお唱えすることで心に芯を持った生き方をし、「あぁ、今日も一日良かったな」と言える日々にしていきましょう。                                                                             

                                                                   

            

                                                  日蓮宗妙宗寺 住職  般谷 一有